international news _ 2007.04.06
Azuli が Space へお引越し
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリスのダンス・レーベル Azuli が、今シーズンのパーティーを昨年までの El Divino から Space に移して開催することが明らかになった。レーベルは、７月６日から毎週金曜日、Space のテラス・ルームを Azuli カラーに染め上げることとなる。
「イビザと僕たちは常にスペシャルな関係にあるし、それにイビザのクラブと言えば、やっぱり Space だと思うんだ。Space はただ単に、この島にある大きなクラブの一つではなく、多方面からリスペクトされる、世界的に有名なクラブなんだ。そんなクラブでイベントが出来るなんて
Azuli としてはすごくエキサイティングだし、すごく光栄だよ」Azuli のボス Dave Piccioni は感情的に話した。
「これからも一番ホットなエレクトロニック・ミュージックをプッシュしていくつもりだし、パーティーにおいても、毎回素晴らしい光景を演出してみせるよ」
「レーベルとしては、クラブでプレイされている旬なトラックを常にリリースしてきたし、それは今まで２回にわたって行ってきたパーティーでも同じことさ。ロンドンをはじめ、さまざまな場所で素晴らしいパーティーを行ってきたけど、今年のイビザはそれ以上のものにするつもりだよ」
高いクオリティーを兼ね備えたこの夏の Azuli のパーティーは、DJ としての人生が「不安定である」という理由から不安を感じ、’８０年代中盤にアーティストとしての活動を離れ、ビジネスの道を選んだベテラン・ビジネスマン
Dave Piccioni にとって、新たなマイルストーンとなることだろう。
「人に好かれなくなれば、仕事がなくなってしまう。どんなに上手い DJ でも、関係ないんだ。そんな筋書きに嫌気がさしたのさ」 Dave は Skrufff にこう話している。
「DJ は、役者と同じようなもので、人気に左右される、不安定な仕事なんだ。人気が落ちれば、急に家賃が払えなってしまうのさ」
最近では、イビザの Beniras Beach で泳いでいる途中にクラゲに刺されたことで、アレルギー反応が起こり、深刻な病に悩まされたという Dave Piccioni。その事件後は、本人曰く「ひどい恐怖」に襲われたという。
「自分の症状をインターネットで調べてみたんだ。そうしたら、この症状が数年続くこともあって、治ったと思ってもまた戻ってくる可能性があることを知ってね。すごく心配したよ」
「体中に大きな発疹が出てね。３６時間くらい眠れなかった時もあったよ。寝れても１時間くらいだった」
「２〜３時間に一度はプールに入って、立っていなくちゃならなかったんだ。そうすることで気を落ち着かせることが出来たからね」（最終的には、完治したとのこと）
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