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international news _ 2007.04.06

Luke Slater - ジーンズ&TシャツDJを批判

text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

UKテクノスター Luke Slater は、Fabric からリリースとなった最新ミックスCDのプレス写真で口紅とアイシャドウを使ったメイク姿を披露した件について、イビザの人気サイト Ibiza Voice に次のように語った。

「僕の友達は僕がちょっと変わってるって知ってるし、メイクをすることも応援してくれてるよ。そもそも何で男性が口紅をつけちゃいけないんだい?世の中にはもっとリップスティックが出回るべきだよ」

派手なパフォーマンスで世間を驚かせた Luke だか、彼は「今後アートやファッションをもっとダンスミュージックに取り入れていきたい」と話す一方で、現在のテクノ・シーンのファッションについてこう批判する。

「見た目を気にしないテクノDJが多いんだよね。アンダーグラウンドなテクノ・シーンでは常に、『目立つ格好などせず、アンダーグラウンドな存在でいるべき』という風潮があるんだ。ジーンズにTシャツがベストだってね。僕は最初からジーンズにTシャツなんて興味なかったし、いつもグラマラスでいたいんだ」

なお、UKプログレッシブハウス界の重鎮 John Digweed が、Luke Slater のように口紅を塗る日が来ることはなさそうだ。John は、以前 Skrufff とのインタビューでこのように語っている。

「僕の新しいヘアースタイルを見てもらったらわかると思うけど、外見にはそれほどこだわらない性質なんだ。全身プラダで揃えようなんて思ったこともないし、それよりもTシャツにジーンズの方が楽で好きなんだ。音楽界のスタイル・アイコンになる必要もないしね。サウナのように熱気あふれるクラブの中では、ばっちりドレスアップするよりも、ラフな格好のほうが落ち着くんだ」

一方、ブレイクス界のドン Hyper aka Guy Hatfield は、「カジュアルすぎる格好でツアーに出ることはリスクも伴う」と話している。

「911の同時多発テロ以降、アメリカの空港での警備が厳しくなっていったるんだ。スーツ姿の乗客に混じって、ジーンズにTシャツでビジネスクラスに乗ろうとすると目を付けられることもあるし、気をつけたほうがいいよ。ラフな服装だとビジネスマンだと思ってもらえないんだろうね。僕自身、尋問にかけられることなんて日常茶飯事さ」



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