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international news _ 2007.04.02

ナイトタイムにテニスはいかが?

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

Sony Ericsson は今週 Miami Winter Conference で、蛍光色のテニスウェアを着用し、真っ暗なコートの中でブラックライト仕様のボールを打ち合うという新感覚スポーツ『ナイトタイム・テニス』のデモンストレーションを行った。なお、BGM には Paul Oakenfold のサウンドが使われていたようだ。

「テニスだけじゃなく、スポーツ全般が大好きなんだ。スポーツと音楽を融合させるというアイディアは素晴らしいね」と Oakey は Daily Telegraph 誌に語っている。

「オファーを受けた瞬間から楽しみにしてたよ。この『ナイトタイム・テニス』は、今後ますます広がりを見せるだろうね」

『ナイトタイム・テニス』は通常のテニスと異なり、ユニフォーム、コート、そしてテニスボール全てがブラックライトに反応する蛍光色で、他にも視覚を刺激するカラフルな映像が流れる巨大スクリーンや、Oakey によるトランスミュージックが流れている。

Sony Ericsson のマーケティング部長 Dee Dutta 氏は、USA TODAY 紙に次のようにコメントしている。

「『ナイトタイム・テニス』のコンセプトはずばり‘ヒップ&クール’。本来テニスはとても魅力的なスポーツなのに、いつの間にかみんなバックハンドやフォアハンドなどの技術にばかり注目されていて残念です」

『ナイトタイム・テニス』の特徴と言えるブラックライト仕様の装飾品とダンスミュージックのコンビネーションは、アメリカ麻薬取締局 (DEA) からも注目されているようだ。DEA は、’02に行った麻薬取締キャンペーンで、「ルミカライトはドラック常用者の必需品」だと分類している。また、現在でも DEA のホームページ上で、ルミカライトとドラック使用の関連性を唱えており、Sony Ericsson が数百万ドル以上をかけた今回のキャンペーンの大敵となりそうだ。

なお DEA 当局は、レイブについてホームページ上で次のように説明している。

「‘レイブ’とは、地元および全国規模の企業によって開催されるイベントで、ゲスト・バンドやDJが音楽を演奏します。また集客をアップするために、フライヤーやポスター、電話、ラジオ、そしてインターネットを使ってイベント告知を行います」

「レイブでは、ハードで早い音楽がかかっており、色鮮やかなライティングや映像、スモーク、霧、火、花火等の演出もあります。レイブの必需品には、ドラックの効果を助長するルミカライトが挙げられます」

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