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Prince Thomas

international news _ 2006.04.20

ノルウェーのスター・プロデューサー陣 イギリスを語る

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

Lindstrom と共同プロジェクトを行っていることでも知られる Prins Thomas が、Time Out とのインタビューに応え、世界的に認識を高めているその輝かしいキャリアについて語ったものの、「ロンドンのギグの際にクラウドから発せられる熱意をノルウェーのギグで得られるか」と言う質問に対しては、曖昧な返答した。

「イギリスにはたくさんのレコード・ショップやクラブがあって、シーンが確立してて羨ましいよ。でも同時に僕たちは、ノルウェーのクラブ・シーンの多様さに満足しているし、ドラッグ・カルチャーがそれほど根付いていないこともいいことだと思うんだ」

この様な彼の考えは同じくノルウェー人のスター Erland Oye の考えと反対のものだった。'90年代後半にイギリスに移住した Erland は、数年前の Skrufff とのインタビューで、「次第にノルウェーに帰るのが難しくなってきた」と話したのであった。

「長く故郷を離れて、またそこに帰ってくるときほど奇妙な気持ちがするものはないよ。一人でバスに乗って町に入って、バスを降りる前から知ってる顔を見始めるんだ。見慣れた顔が道を歩いてる姿をね。それで僕は『彼らはまだここを歩いてるんだ。何があっても、毎日変わらず行ったり来たりするだけなんだ』と思うわけさ」

「例えばマンチェスターみたいにさ、最近ではあまり多くの人が住みたがらなくなってしまった都市があるよね。果たして Morissey がマンチェスターに帰れると思うかい?あまりあり得ない話だよね。Morissey がマンチェスターのピカデリーで電車を降りて、街を歩いている姿を想像してごらんよ。その光景がどれだけ奇妙なものだと思う?それでもいずれは帰るんだと思うけどね」

一方、同じくスカンジナビア半島出身の Cari Lekebusch は、最近の Skrufff とのインタビューで、ストックホルムのナイトライフについて語り、ほとんどのスウェーデン人が最終的には「馬鹿みたいに酔っ払って、道はゲロだらけになる」と語った。

「酔っ払ってバカをやるのはスカンジナビアとイギリス共通のものなのかもしれないね」

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