international news _ Jonty Skrufff _ 2005.04.27
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
ロンドンの The End で毎週月曜日に行われている人気イベント Trash のプロモーターであり、オルタナティヴ・アイコン として知られている Erol Alkan が、Skrufff とのインタビューに応え、今後 Bugged Out からリリースされる彼自身が手がけたコンピレーション・アルバムについて語ったものの、アルバムのセールスについては控えめなコメントをした。
「もしアルバムが5,000枚しか売れなかったとしても、悲しんだりなんてしないよ。今までも僕の音楽に対して、興味を示してくれる人たちを大切にやってきたんだ」Erolはこう説明する。
「もしフロアに50人しかお客さんがいなかったとしても、失望なんてしないさ。たった50人でも、そこにいるクラウド全員が僕の100%の力を見る権利があるんだ。クラブが満員に埋まってないからって、文句を言ったことは一度もないよ。50人のクラウドを楽しませることが出来なかったら、どうやって5万人を楽しませることが出来るんだ?」
「でも、むしろ2万人の前でプレイする方が簡単なのかもしれないね。2万人いるクラブで僕がプレイしたら、会場が壊れるくらい盛り上がるだろうよ。朝飯前さ。でも、それは必ずしもDJだけの力とは言えないんだ。みんなそこにいるクラウドの数に圧倒されてるだけなのさ」
彼のこのような強気な発言は、今日において最も影響力のあるポスト・ハウス/オルタナティヴ・クラブ・シーンのリーダー的存在であり、非常に控えめで、フレンドリーな彼の性格と比べると、非常に対照的なものである。
「僕の考え方は、両親に厳しく育てられて、正しくしつけをされたことから来ているんだと思う。だからつまらないことに驚かされたり、興味を持ったことは一度もないんだ」
「小さい時は、色々と考えながら一人で過ごすことが多かったんだ。多分そのおかげで、安っぽいものやちょっとの出来事では驚かなくなったんだと思うよ」
(Jonty Skrufff/Skrufff.com)
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