international news _ Jonty Skrufff _ 2005.04.27
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
アメリカの秘密警察が、Felix Da Housecat を破滅活動家としてターゲット視し始める疑いが出てきた。その裏には、この売れっ子エレクトロクラッシュ・プロデューサーが先日「ロック界の伝説 Jimi Hendrix の死には、何らかの形でアメリカの警察が関わっている」とコメントした出来事が関連しているようだ。
「実は誰かが Hendrix を殺したんじゃないかって思ってるんだ」Felix は DJ Magazine に語った。「当時 Hendrix は Black Panthers(米国の極左過激黒人団体)と係わり合いを持っていて、彼らの運動をサポートしていたんだ。だからアメリカ政府にとって彼は邪魔者だったんじゃないかな」
また、先日 DJ Magazine がレポートしたところによると、どうやら Felix はマイアミで最近行われたウィンター・ミュージック・カンファレンスにおいても、ドア・スタッフによって困った状況に追い込まれてしまったらしい。そこでのドア・スタッフの彼に対する厳しい態度は、FBIでよく使われている"攻撃管理"と呼ばれる相手を監視するテクニックに良く似ていたということだ。
DJ Magazine が目撃したところによると、Felix Da Housecat はリムジン・ハマーで "Return To New York Party" のパーティー会場に登場したものの、ドアのセキュリティーによって追い払われてしまい、ロック・スターばりのサングラスをつけた彼は、その後もドア・スタッフと20分にも及んで口論を繰り広げたらしい。DJ Magによると、「お客の数は会場の半分にも満たなかった」ということだ。
監視テクニックのエキスパート Lee Adams によると、こういったテクニックは、権力者が犯罪容疑者、または内密にしたい事実などを明かそうとする一般人に対して使用するものだと言う。
「FBI はよく最終手段として監視テクニックを使うんだ」Adams氏はこう説明する。「異議を唱える人々や批評家、活動家なんかを抑圧するには、ターゲットに自分が監視下にいるということを分からせるのが一番効果的なんだ。恐怖は一番強力な武器だからね」
(Jonty Skrufff/Skrufff.com)
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