international news _ Jonty Skrufff _ 2005.04.14
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
世界的な人気を誇るイギリスのGlastonburyフェスティバルのオーガナイザーが昨年初となる開催をし、大成功を収めたGladeフェスティバルを、今年も引き続き開催することを明らかにし、定員も昨年の5500人から8500人へとさらに拡大させると発表した。
「3000人の増加は、フェスティバルを向上させる利益につながるんだ」Glade フェスの責任者、Nick LaddはSkrufffに語った。「これによって、メイン・テントのサウンド・システムはさらに良くなるし、トイレの設置数も増やすことが出来るんだ。清掃もこまめに行うことが出来るし、給水所も増やせる。温水のシャワーも設置できるし、バリエーションの多い、美味しい食事を出してくれる屋台も増えるはずだよ。それに、今年は新しくキャバレー・テントと、カッティング・エッジなダンス・ミュージックが聴けるデベロップメンタル・テントという2つのステージを増やすんだ」
SashaやRichie Hawtin、Carl Craigといったビッグ・ネームと共に、Rennie PilgrimやLayo & Bushwacka、サイケ・トランスのHallucinogenなどがラインナップしている今回のフェスは、「本来の意味での、イギリスらしいフェス」になること必至だとNickは言う。
「去年は、かなり広い年齢層の人がフェスに来てくれたよ。'90年代の初めの、野外フリー・パーティー・シーンが始まったばかりの時から遊んでいるような人たちや、新しいレイバーたちもいっぱい来てくれた。しかも、昨年のフェスの期間中には、ただの一つも犯罪行為が報告されなかったんだ。警察もかなり驚いてたよ。フェスの期間中ただ外で待機してるだけでよかったのさ。中では何の問題も起こっていなかったし、ストリーカー(素っ裸でイベントなどに表れる人)もいなかったからね」
フェスの通し券は82.5ポンド、当日券や一日のみのチケットは販売しないということ。フェンスを越えるなどして会場に侵入すると、不法侵入の罪で起訴されるとNickは言う。昨年は150人の不法侵入者がセキュリティーにより捕まったらしい。
「不法侵入者には本当に気をつけなければならないんだ。場合によっては来年の開催権利を失う可能性もあるんだ。Glastonburyがそうなったようにね。」
(Jonty Skrufff/Skrufff.com)
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