international news _ 2005.04.13
Text by Hide Nakamura (HigherFrequency)
93年から続くイギリスの人気フェスティバル Tribal Gathering が、今年はアフリカ・スーダンのダルフール地方で起こっている民族浄化問題で苦しむ人たちに向けてのチャリティー・イベントとして開催されることが明らかになった。日程は7月16日で、会場はイギリス・リーズ近郊の「とある秘密の場所」とのみ発表されている。
今年は約8年ぶりに野外での開催となるTribal Gathering。元々、純粋なレイブ・パーティーを出発点に、他のフェスティバルとは趣を異にしたコンセプトで行われてきたイベントだけあって、今回のチャリティー・イベントとしての開催は、昨今のフェスティバル・シーンの巨大化、商業化に対するアンチテーゼ的な意味合いも含まれているのではないかと推察される。
現在、国連においても頻繁に取り上げられているスーダン・ダルフール地方の民族浄化運動は、アラブ系民族民兵が地域の黒人住民に対して虐殺や拷問、レイプといった非人道的な行為を繰り返しているという深刻な人道問題。このことに対する欧米の関心は高く、参加するアーティストも全員ノー・ギャラでの出演を快諾したそうだ。
チケットは、最初の5千人が39ポンド(約8,000円)、その後が45ポンド(約9,000円)となっている。現時点で発表されているラインアップは以下の通り。
Groove Armada (今年唯一の野外フェス出演)
Audio Bullys
Chicken Lips
Krysko
Lovebox Allstars (Adrian Fillary + Tom Findaly)
Mike Pickering
Slammin Boys
Mylo (DJセット)
Tiga
Stanton Warriors
Frankie Knuckles
Danny Rampling
El Presidente
Infadels
Layo & Bushwacka!
Zero 7
Francois K
Plump DJs
Krafty Kuts
X-Press 2
Joey Negro
Norman Jay
Bugz In The Attic
DJ Yoda
Dave Beer and Bez
20:20 Soundsystem
The Rackpack
Unabombers
Victor Calderone
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