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Fischerspooner

international news _ Jonty Skrufff _ 2005.04.08

Fischerspooner、野望をスケール・ダウンする

Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

ニューヨーク・エレクトロクラッシュ・シーンの先駆け的バンド Fischerspoonerのフロント・マン Casey Spoonerが、2年前にNME誌に対して「デビュー・アルバム "#1" は、コマーシャルな駄作だった」としたコメントを、却下する考えを示した。

「あれ以上に素晴らしい出来は考えられなかったんじゃないかな」

このように、かつては少々誇大癖気味だった彼だが、先日Gothamist.comと行ったインタビューでは、意外なことに「最近は以前ほど野心的ではなくなった」との発言をしたのだった。

「全ての人が自分の音楽に賛同してくれるってことは、自分の音楽がたいして面白くないってことなのさ」SpoonerはNew York誌のウェブ・サイト上でこう語った。「人を驚かすことの出来る作品は、必ずしも万人に好かれるとは限らないからね。ある一定の人には好かれるけど、ある人にとってはそうではない。だから、ある特定の人に好かれればそれでいいんだ」

彼のこのような謙虚な態度は、数年前彼が上機嫌でGuardian誌に断言した「トップ・スターなんて、サイアク」といったコメントに対して、著しいコントラストをみせている。

「MadonnaもMichael Jacksonも終わったよ。Britneyはオッケーだけど、あの純粋なのかビッチなのかはっきりしない態度が最近ムカツクね。これからは僕たちの時代さ」 (Jonty Skrufff/Skrufff.com)

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