HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

Toru S.


古くは Walter Gibons から始まり、その後 Danny Tenaglia、Peter Rauhofer、そして記憶に新しいところでは、Terry Faley など等、ビッグ・ネームDJたちに果敢に自らのデモテープを渡し続け、その曲がプレイされることによってグローバルでのキャリアを築いてきた日本人プロデューサー Toru S.は、「良い曲であればすぐにプレイされ、そしてリリースされる」というクラブ・シーンならではのスピリッツを最も強く意識し、そしてそれを実践してきたアーティストであると言えるだろう。

2000年にリリースされて大ヒットを記録した Magic Cucumbers 名義でのシングル"Stand Up"もその例に漏れず、Peter Rauhofer に渡したデモ・テープがきっかけで彼のレーベル Star 69 Records からのリリースが決定した経緯を持ち、そして、昨年来日した Terry Faley に渡したデモがきっかけで Junior Boys Own と契約を結ぶに至るなど、まさにデモ・テープ一本でキャリアで積み上げてきた Toru S.。そんな彼が、今回 アメリカの名門レーベル Tommy Boy Silver の音源を使ったミックスCD"Love To Body"をリリース、その機会に HigherFrequency とのインタビューを行い、アルバムの内容や海外のアーティストたちとの交流などについて話を訊いた。

> Interview : H.Nakamura (HigherFrequency)

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HigherFrequency (HRFQ):今回 Tommy Boy Silver Label presents "Love To Body"のコンピレーションの発売おめでとうございます。今回は同レーベルの音源を使用しての一発ライブ録りと伺っていますが、どういったことを意識されて制作されましたか?

Toru S.:Tommy Boy Silver の音源そのものは元々あまり知らなかったんですが、CDを頂いてからは毎日50枚くらい聞きましたね。各曲、5バージョンくらいあるので200曲ぐらいを3日ぐらいかけて聞いて、もしも自分がDJプレイをするならどれを使うかを考えて曲をピック・アップしました。だから、tommy boy silver というのはあまり意識しないで、自分のかけたいと思う曲を選んだという感じで、どちらかというとミックスCDを作るというよりは、むしろクラブ・プレイをそのままミックスCDに反映した感じですね。だから、あえてライブ録りというやり方をとったというわけです。他にもハード・ディスク・レコーディングとか皆さんやってますが、ただ皆さんがやってることと同じことをやってもしょうがないかなと…。僕はラフな部分っていうのがクラブ・ミュージックの面白いところでもあると思っているので、あくまでもそこにこだわりたかったです。ハプニングやミスも起こるだろうしというところに味を出したかったんですよ。

HRFQ:そうですね。昔はよくクラブでDJがミックスするのを聞いていると、綺麗なつなぎにこだわるというよりは、割と荒々しく「来るぞ、来るぞ」的な感覚をあおっていたプレイが多かったですからね。そういう感覚を今回のミックスCDで再現したかったと…?

Toru S.:そうですね。というのも僕、綺麗にミックスすることが出来ないんですよね。

HRFQ:そうなんですか?

Toru S.:綺麗にミックスしたくないんじゃなくて、そういうのに興味がないんですよ。もちろん、最低限の技術は必要なんだと思いますが、僕はあまり技術だけのところに焦点を合わせすぎると、肝心なところにエネルギーをあてられないんじゃないかと感じちゃうんですよね。若い子がDJが上手いかどうかを判断する時に、技術的なことをまず考えるのは違うと思うし、そのDJが技術的に優れているからパーティーが楽しいというわけでもないだろうし。僕はそういうとらえ方をしながら、選択肢の中で自分の出来ることをあえてやっているだけなんです。

HRFQ : 今回はひとつのレーベルの音源をミックスするということで、どうしてもレーベルのカラーで統一された流れになってしまう危険性もあったと思いますが、そうならないように意識された点はありますか?

Toru S.:そうですね。今回のミックスCDに限ったことじゃなくてクラブ・プレイでもそうなんですが、DJを曲で展開していくのではなくて、ミックスで展開していくっていうやり方を僕はするんですよね。最近の曲は1曲としての完成度が高いものが多いので、例えばある10分ぐらいの曲をそのままかけると、既に世界観が出来上がっているから、それに依存してしまってセットが決まってしまいがちでしょ?だから、そうならないように、あえて早くつないで展開を作っていくことによって自分独特の雰囲気を出していくようにしています。同じ曲でもミックスの仕方によってはベタベタな感じになってしまうこともありますからね。でも、Tommy Boy Silver は思ったよりすごく幅広いんですよ。バージョンの違う曲も多いですし、同じ曲でもバージョンが違うと別曲って感じの扱いになりますから…。だから、実は選択肢はたくさんあったってことですね。

HRFQ : ここで Toru さんの今までのキャリア的なお話を聞きたいと思います。Toru さんと言えば、とにかくデモ・テープをDJにどんな場でも渡しているという印象があって(笑)、それがきちんと評価されることでキャリアを築いてこられたと思うのですが…。聞くところによると、最初は Walter Gibbons にカセットテープを渡したら、その場でかけてくれたのがきっかけだったそうですが?

Toru S.:東京の Cave で公演があった夜に、雑誌のインタビューがあったんで、僕も付き添いで一緒について行ったんですよ。正直、Walter Gibbons については当時あまり知らなかったんですが、「Salsoul で有名な人だ」っていう話を聞いたので、是非とも自分の曲を聞いてもらいたいと思ってカセットテープに入れて持って行ったんです。そしたら、その夜のうちにホテルで聞いてくれたらしく、次の日の Yellow でのイベントで、カセットデッキを用意してプレイしてくれて…。あれは、びっくりしましたね。

HRFQ : えっ、じゃあ Toru さんの曲の為だけに、カセットデッキを用意してくれたんですね。

Toru S. :いや、もしかしたら、他のカセットテープを持って来てたのかもしれないですけど、「わざわざカセットデッキを用意させられたよ」って Yellow の人達から言われたので。その時は嬉しかったですね、そういう心遣いには。義理とか人情だけじゃないと思うんですよ。

HRFQ : 音のつながりというか…

Toru S.:そうですね。「良いと思ったらかける」っていう発想が、たぶんクラブ・ミュージックを創ってきた精神だと思うんですよね。面倒くさがらないというか、無駄を何でもやってしまうというか…。

HRFQ:大ヒットした"Stand Up"も Peter Rauhofer に渡したのがきっかけですよね。最初、彼はどんな反応だったんですか?

Toru S.:実は、あの曲は元々 King Street Sounds 用に作ったものなんです。それをプロモーションも兼ねて出る前に Peter Rauhofer のところに行って渡したら、帰国して1週間後に彼から連絡があって、「このレコードは King Street から出るのがもう決まっちゃってるのか?」って聞かれたんですよね。聞くところによると Junior Vasquez もかけているらしく、他のDJにも渡していたので1週間ぐらいの間にばっと広がっちゃったみたいで…。それで話題になっちゃったので、すぐに King Street Sounds に連絡して、「申し訳ないけど、こうなっちゃった。」と(笑)本当は渡しちゃいけないデモなんですけどね。でも、King Street も「売れたほうがいいから」と言ってくれたので

HRFQ : でも、それは良い話ですね。

Toru S.:そうですね。嬉しかったですね。それで、Peter Rauhofer のところで出ることになったんですよ。 でもCDを渡すとかデモを渡すっていうのは、僕だけじゃなくて海外ではみんなやってることなんですけどね。それをただ僕は日本でやってるから目立っているだけだと…。

Toru S. Interview

HRFQ : 例えばヴァイナルには2つの VIP があって、一つは一般向け、一つはアーティスト向けみたいな感じになっていて、みんなそこでデモテープを Danny Tenaglia に渡しに来るらしいですね。そこで VIP に入るためには、やっぱり Danny と直接親しくないとダメとかっていう噂も聞いたんですが、そういう訳ではないんですか?

Toru S.:ヴァイナルの VIP の場合は、Danny と親しくなくても、そのクラブの関係者であればとりあえずは入れるんですよ。ただ VIP に入れたからといって、Danny と接点をもてるというのは別なんですよね。Danny って音楽よりもむしろ人間で評価する人なんで、どんなにいい音楽を作ってても、いい人間でなければ信用しないんです。だから、やっぱり Danny と会話する為には色んなことを考えなければならないんですよ。

HRFQ:DJ同士 という関係以外で、なかなかパーソナルな部分で Danny や Peter 達との接点を持っている日本人のアーティストってそんなにいないと思うんですよ。Toru さんがそういう人間性の部分での接点を持つ中で、彼らから吸収したものでさすがだなと感じるスピリチュアルなものってありましたか?

Toru S.:勿論あります。それが全てかもしれないですね。今DJをやってる人もそうだと思うんですけど、DJをやってる動機っていうのがあると思うんですよ。DJを何でやってるのかっていうと、多分みんな音楽が好きだからって言うと思うんです。ただ Danny とか Peter は、きっとそう言わないと思いますね。勿論音楽は好きだと思うけど、人間がもっと好きで、会話が好きで、人を楽しませるのが好きだと思うんですよ。

ある意味、本当のエンターテイナーですね。で、その方法論として存在しているのが、彼らにとってはDJとかクラブ・ミュージックなんですよ。クラブ・ミュージックの面白いところっていうのは、ライブ・バンドとかと違って、アーティストとアーティストの交流が出来るところで、フロアにいる人間がブースの向こうに行って話すことも出来るんですよね。普通のバンドだったら、控え室に行って押しかけることしかないじゃないですか。だけど、クラブ・ミュージックの場合は、自分が素人でもプロの人との境界線はないし、話をすれば聞いてくれるんですよね。だから、その分、チャンスは無数にあると思うんです。レコード会社にデモを送っているよりは、もうちょっと可能性あるじゃないですか。

HRFQ : 今、メール・アドレスを公開しているアーティストやレーベルっていうのが多々ありますが、ある程度親しくなった人に対してはそうするかもしれませんが、Toru さんの基本はあくまで現場で手渡しって感じですか?

Toru S.:そうですね。今までライセンスがメールで決まったことって、一回ぐらいしかないんですよね。そこで会話をして、顔がわかって信用されて、それをもって「僕」なんですから。しかも、クラブ・ミュージックをやっている人たちなら当然クラブに遊びに来るわけでしょ。特に海外だと、アーティストやレーベルの人、A&Rの人達なんかがフロアにいるわけですから。だから、クラブ・ミュージックというのは、そこで出会って、そのコミュニティの中で動いていくものだと思うんですよ。この前もインタビューで話したんですが、クラブ・ミュージックは現場で作られているものだと。まさに「事件は現場で起こっている」ですね。(笑)

HRFQ : リミックスという作業自体、昔はDJブースの後ろでハサミを持って、オープンリール・テープをエディットするところが起源だったりしますからね。

Toru S.:そうですよね。そこに生の楽器を持った人達を入れてアドリブでやって。ある種のバンドだったんですよね。

HRFQ : で、デモテープに関しての一番記憶に新しいところで言うと、Terry Faley に渡したデモがきっかけで、Junior Boys Own からのリリースが決まったということですが…。その作品が丁度お店に並んでいるところだと思いますが、我々、特に90年代ハウスシーンを通り抜けてきた人間にとっては、Junior Boys Own っていうと雲の上の存在という感じですが、最初の Terry 本人からポジティブな反応があった時の気持ちはどうでしたか?

Toru S.:僕自身いつも思っているんですが、Toru S.というアーティストは、普段生活をしていて自分とは別のものと考えているんですよ。その観点から、客観的にコイツはすごいヤツだなと思いましたよ。

HRFQ : いい表現ですね。

Toru S.:普段、ご飯を食べている自分は Toru S.だと思っていないんですね。作品を作っている時の自分っていうのも、確かに感じてはいますが、曲が出来た時に客観的に「これは Toru S.の曲だ」と思って聞くようにしているんです。その時に、「この曲は素晴らしいな」と思ったりしますね。ナルシストって意味じゃなくて…。

HRFQ : 自分を自分で褒めてやりたいという感じですか?

Toru S.:そうですね。Daniel Wang が教えてくれたんですが、セルフ・リスペクトっていう言い方があるらしいんです。ナルシストっていうと、ちょっとネガティブなイメージがあるけど、セルフ・リスペクトが出来るっていうのは、とても大切なことだと。そういう実感が持てる瞬間は確かにありますよね。

HRFQ : 最近では、プラグインとかソフトシンセで非常に簡単に音が作れるようになったこともあって、同じパソコンに向かっていたとしても、いかに友達や彼女にメールを送っている時と違う自分を作れるかというのが、プロとして通用するかしないかの違いなのかもしれませんね。

Toru S.:それもありますね。例えば、曲を作っているときに、最初にキーボードを弾く自分もあるわけですよ。僕はリアルタイムでレコーディングするほうなので楽器を弾くんですね。だから、それはキーボーディストの自分だし、それをまたエディターとして演出構成を考える自分も居たりして、最終的に3人ぐらいいるんです。それを自分の頭の中で分けて考えていないと喧嘩になっちゃいますからね。「もう一回弾き直せよ。」ってなって「俺はもう弾けないよ。」みたいな。

HRFQ : その葛藤を経て、一番バランスが良い時に出来たものがレーベルでも契約が決まってきてるという感じですか?

Toru S.:ただ、契約の場合はそのレーベルの色とシーンの流れという要素もあると思いますよ。例えば、今回もそうですけど、Junior Boys Own に渡した曲でも何バージョンかあるわけですよ。でも、その内の一つしか入らないわけじゃないですか。じゃぁ、その曲が自分にとってフェイバリットかっていうと、そうとも限らない時もあるし、なんでこれなんだろうと思う時もあるし…。どうしてもレーベルの色ってありますからね。

HRFQ : スタジオのセット・アップはどういう感じですか?やはりシンセサイザーが中心ですか?

Toru S.:僕はソフト・シンセは使わないですね。シンセは KORG 01 ってヤツで、あれは M1 の後継機なんですが、坂本龍一先生とかも使っている有名な楽器です。KORG って実は音の重みがあるんだけど、Roland に比べてそれが嫌だって人が多いんですよ。だから最近あんまり使ってる人がいないんですけど、僕はその音が好きなので、必ず KORG の音は一つ入れるようにしてますね。

HRFQ : Junkie XL なんかは KORG 派みたいですね。

Toru S.:今は、こだわってる人とそうでない人に分かれちゃってますね。でも、ソフト・シンセだとそういう要素があまり関係なくなっちゃうと思うんですよ。Tom Stephan ともこの前話したんですが、彼はベースの音については、仮にソフト・シンセを使ったとしても必ず外部ミキサーを通すそうです。僕もそうなんですが、外部を通したことによってコードにノイズが出るんですけど、あえてマッキーとかのミキサーを通すんです。そうするとコンプがかかったみたいにより劣化するわけですが、それがかえって立体感を生み出すという感じなんですよね。音質が落ちるってことは、他の音とまた異次元のところにいってるわけだから、キックとかベースが前に出るんですよ。でも、それをソフト・シンセやプラグインでやっちゃうと、綺麗になっちゃうから音が立体的に前に出なかったりして…。だから、クオリティーを上げることばかり考えると、かえって効果的でなくなってしまう可能性もあるので。そのへんは結構気にするようにしてますね。

HRFQ : 今 Tom Stephan の名前が出ましたが、9月の頭にも来日が決まったらしいですね。かなり仲が良いと伺ってますが…。Tom が来日すると一緒にレコード屋を回ったりとか温泉に行ったりとか。(笑)

Toru S.:温泉行きたいですねぇ。(笑) 温泉行ってみたいですけど、やっぱり叙々苑ですねぇ(笑)

HRFQ : 共作とかの予定はありますか?

Toru S.:やりたいんですけど、その為にはやっぱり僕も動かなきゃいけないんですよね。結局、日本って近いようで遠いんですから…。やっぱり住んでいる場所って関係あると思うんですよ。例えば、僕がロンドンに住んでいたら実現可能なこともあっただろうし、ニューヨークに住んでいたら実現可能なこともあっただろうし。最近では、ネットで繋がっているので近くはなっているんですが、やっぱり実際の距離は遠いんですよ。だって、すぐ来いって言われても行けないわけじゃないですか。

それに、ジャズのアドリブと同じで、クラブ・ミュージックって即興性なんですよね。その感じた瞬間に表現しないと、一週間経ったらアホらしくなってしまうし…。実はモチベーションって、すごくくだらないことで、アイデアなんかもちょっとしたことだったりするので、それを一週間、二週間、一ヶ月かけて作るっていうのはすごく難しいことなんです。実は"Stand Up"も、頼まれた次の日に3時間くらいで作っちゃったんですけど、それが大ヒットしちゃうわけだから、そういう即効性っていうのもあると思うんですよ。

HRFQ : 海を越えたコラボっていうのはなかなか難しいってことですね。さて、お名前についての質問ですが、やはり Toru S.というと、Roger S. に因んでつけられたのですか?

Toru S.:そうですよ。

HRFQ : ご本人はご存知なんですか?

Toru S.:勿論知ってます。つけて半年くらい経った頃に会う機会があって、「このS.は Sanchez さんのS.なんだ」と本人に伝えました。そしたら「マイ・ブラザー」と言ってくれましたね。(笑)

HRFQ : 今後の作品の予定はありますか?

Toru S.:僕自身の予定があっても、出なきゃしょうがないですからね。Junior Boy's Own からもう1曲出ることになってますけども。ただ、シーンによってはすごく遅れたりするんで、あんまり早めに口にしてしまうと、実際に出るのは1年後くらいになってしまって、「え、今頃やっと出たの?」って言われちゃうんで難しいんですよね。

HRFQ : オリジナル・アルバムの構想は?

Toru S.:曲のほうはもう500曲くらい溜まってますからね。もう出してる曲だけでも100曲くらいあるんですけど、たぶん出してない曲も結構あるんですよ。ただ、なかなかハウスだけのアルバムっていうのも難しいんですよね。僕は元々ハウスだけしか作ってないし、歌ものでもないので。トラックものだけ12曲っていうのも難しいじゃないですか。

HRFQ : ミックスCD風のアレンジっていうのも1つの方法としてありますけどね。さて、最後の質問になりますが、今プロデューサーやDJを目指して頑張っている若い人達に、月並みではあるんですがアドバイスを頂けますか。

Toru S.:音楽作る人が、音楽だけをやってちゃダメですよね。特にクラブ・ミュージックは、実は音楽っていう形をしたカルチャーですから。だから、他のことで、もう少しアイデアを得たりとかする必要がありますね。

HRFQ : アーティストと叙々苑で焼肉を食べるというのも、大事なコミュニケーションの一つだと(笑)

Toru S.:そうですね。(笑)実は、Tom Stephan と叙々苑で焼肉食べた時に、最後にアイスクリームが出たんですが、抹茶かシャーベットかバニラかどれにしますかっていう質問をされたんです。そこで Tom がバニラって言葉に反応したので、僕が「えっ?」って言うと、Tom が「バニラの意味わかる?」って聞いてくるんですよ。僕が「わかんない」って言うと、「バニラっていうのはチェリー・ボーイって意味なんだよ」って言ってくれたんですね。その話がきっかけで、Junior Boy's Own のレコードに「チェリーボーイ・バニラ・ミックス」っていうのを入れたんですよ。

HRFQ : なるほどね(笑)

Toru S.:そういうことなんですよ。ちょっとしたアイデアを、どれだけ組み込めるかっていうことだと思います。

HRFQ : 今日は本当にありがとうございました。今後のご活躍を期待しております。

End of the interview

Toru S. Interview

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