HigherFrequency  DJインタビュー

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LIVE COLLAGE -DUB MATRIX- @ UNIT, TOKYO

エレクトリックミュージックの要素をふんだんに取り入れた、独特の DUB シーンが盛り上がりを見せているニュージーランドより、シーンのトップアーティスト、Pitch Black が1年振りの来日となった。そんな彼らパディとマイクの両名に代官山 UNIT での Live を控えたバックステージにて、インタビューを敢行した。

> Interview : Wakyo Inc. 提供

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Q : 今回2度目の来日となりますが、1年振りの日本はどうですか?

Pitch Black : 再び日本に来れる事をとても楽しみにしていたよ。 日本のオーディエンスの音楽に対する探究心をリスペクトしているし、そんなクラウドが大好きだからね。 日本食はとても美味しいし…。


Q : 今回は、福岡、大阪、京都、東京とツアーをして来ましたが、Live の構成について詳しく教えてもらっていいですか?

Pitch Black : 僕らの Live は映像とのシンクロも重要な要素の1つなんだ。音と映像のハーモニーで Pitch Black 独特の世界観を表現している。それに僕らのライブはクラブシーンを圧倒するようなトランスでもハウスでもブレイクビーツでもないし、まだまだ一般的に聞き慣れたものでは無いけれど、決して退屈なものでは無いという自信があるんだ。会場に居るお客さん達のバイブレーションを感じ取りながら、盛り上がるようにライブを進めて行くから、一般的なエレクトリックミュージックのライブとは大きく異なるし、そこが僕らのこだわりの部分でもある。始めはとてもスローな DUB トラックから徐々にピッチを上げて、ビートを刻むようになる。映像とシンクロさせた催眠的な Live 進行に油断していると気がついた時にはダンスフロアでガッツりと踊っている事になっていると思うよ。

Q : 日本でも、ようやくダンスミュージックシーンに、DUB が本格的に流行り始めて来ました。先日リリースされた、DUB コンピレーション 『On A Dubmission. Volume One』 にも Pitch Black が収録されていましたし、来日ツアーのタイミングとしてはバッチリだったのではないでしょうか?

Pitch Black : そうだね。Fat Freddy's Drop の躍進によって世界的に注目を集め始めているニュージーランドの昨今の DUB シーンを凝縮したとても良いコンピレーションアルバムだと思うよ。僕らの曲は2曲収録されている他、昨年リキッドルームで共演した、System 7 とのコラボレーションも1曲入っているんだ。

Q : コラボレーションと言えば、今回の来日では、佐藤タイジ氏のユニットともスタジオに入られたと聞きましたが。

Pitch Black : その通り。彼等のバンド、Sun Paulo とも、昨年のリキッドルームで共演してね。その際意気投合して、いつか一緒に曲を作ろう!と言う話を1年前にしていたので、それを実現させたんだ。とても面白い目論見になっているから、僕らのファンも、Sun Paulo のファンも仕上がりを楽しみにしていてほしいね。


Q : と言う事は、ニューアルバムの予定があるのですか?

Pitch Black : 今年の秋に向けてアルバムを制作中さ。 今回の日本ツアーでも新曲を4曲演奏したけど、どの曲もとても良いリアクションをダンスフロアーから得る事が出来た。日本からニュージーランドに戻ってからは、スタジオでの録音作業に集中して来月6月中には全曲を仕上げる予定だよ。 いつもアルバムに収録する曲は、ホームリスニングを意識してるが、今回はライブで演奏する時のようなアップテンポな曲も発表しようと思っている。その曲はアナログカットして DJ 向けにリリースされるかもしれないよ。

Q : では、今年の秋には NEW アルバムリリースのタイミングでの来日ツアー等を期待していても良いですかね?

Pitch Black : 是非また来るつもりさ。既にそういう方向でレーベルとプロモーターとも話を進めているから、今回見逃してしまった人や、CD を聴いて興味を持ってもらった人達に、この秋出会える事を楽しみにしているよ。

End of the interview


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