HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

Daishi Dance Interview

世界レベルでの知名度を誇る STUDIO APARTMENT が主宰するレーベル Apt. からデビュー・アルバム "the P.I.A.N.O. set" をリリースする注目のハウス DJ / プロデューサー Daishi Dance。そのアルバム・タイトルが示す通り、ピアノが大々的にフィーチャーされた軽快なハウス・サウンドを聴かせ、Joi Cardwell や COLDFEET の Lori Fine をヴォーカルに迎えていることでも話題を集めているアルバムを引っさげて、STUDIO APARTMENT の森田昌典がスタートさせた人気パーティー MUSeUM にも出演する彼に HigherFrequency が直撃し、札幌を拠点に活動する彼だからこそ語れる地元のシーンについて、そしてデビュー・アルバムについて話を訊いた。また、今回はそのインタビューと併せて、彼の手によるプロモ・ミックスも特別にお届けする。

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HigherFrequency (HRFQ) : はじめまして。宜しくお願いします。まず、唐突ではありますが、Daishi Dance という名前の由来から教えていただけますか?

Daishi Dance : はじめまして!よく聞かれる質問なんですが(笑)、10代の頃から DJ ブースで踊りながら DJ していて・・・それをお客さん達が『だいしだ〜んす』ってフロアでマネしてたあたりが由来です。ダイシダンスって語呂も良いので、それで10年ほど使ってます!

HRFQ : あなたは、札幌の老舗 Precious Hall といったクラブを中心に10年以上プレイされてきましたが、今まで東京に拠点を移すことを考えられたことはありますか?札幌で活動し続けることにこだわってきた理由を教えてください。

Daishi Dance : 東京は好きですけど、たまに遊びに行くくらいが楽しいです。札幌は生活環境もいいし、大切な知人・友人もたくさんいて DJ もしやすいので今後も札幌を中心に活動する予定です。あと Precious Hall は、本当に音も雰囲気も良くて、思う存分ストレスのない DJ が出来ます。音に包まれて踊ったり、DJ が出来る、なんとも言えない最高の環境です。楽曲制作の面でも北海道にいたからこそ、自分らしい曲調があるのかな?とも思ってますし。

HRFQ : 札幌というと、ハウスの人気が根強いイメージがあるのですがいかがですか?札幌のクラブ・シーンについて少し教えてください。

Daishi Dance : ディープ・ハウスなど伝統的な硬派なハウス・パーティーは Precious Hall がしっかり守っていて、アップ・リフティングなハウス・パーティは僕も所属しているロス・エンタテインメント主催のパーティが毎回盛り上がっていて、間口もどんどん広くなってると思います。

HRFQ : Precious Hall は、東京でも名を知られている有名な老舗ですが、その他に人気のあるクラブがあれば教えてください。

Daishi Dance : さっきも話しに出たロス・エンタテインメントが運営する FREUD という中規模のハウス箱が5月にオープンして、今すごく注目されています。更に、冬までにライブ対応の大箱も作る予定なのでそちらもすごく楽しみです。

HRFQ : 最近、STUDIO APARTMENT 主宰のダンスミュージックレーベル Apt. から 'Let Life Loose' をリリースされましたね。7月5日には、同レーベルから念願のファースト・アルバム "the P.I.A.N.O. set" のリリースも予定されていますが、プロデューサーとしての活動はいつ頃から始められたのでしょうか?

Daishi Dance : 実は、本格的に楽曲制作を始めて2年も経ってないんです。2004年の10月からなので1年半くらいですね。DJ活動は10年以上ずっとやってましたが。

HRFQ : "Let Life Loose" にもヴォーカルとして参加した COLDFEET の Lori Fine は、今回のアルバムに収録される他の2曲にもフィーチャーされていますが、彼女とのコラボレーションはどのようにして実現したのですか?

Daishi Dance : Lori さんの歌は以前から凄くかっこいいなって思っていて、札幌に COLDFEET のふたりがライブに来た時に僕が DJ で共演して、そこで「最近こんな曲作ってるんです」って話しをして、後日きちんと聴 いてもらったんです。それで「メロディアスでいい感じね」と共感してもらえて、その流れでお願いすることが出来ました。Apt.からのリリースもSTUDIO APARTMENTの森田君と札幌で共演したのがきっかけだし、Joi Cardwell も去年の夏に共演して、今回ヴォーカリストとして参加してもらう事が実現できたので、このアルバムは DJ での共演アーティストがすごく協力してくれていて、とてもいい形で制作が進みました。

HRFQ : アルバム "the P.I.A.N.O. set" は、この他にも 'What Really Matters' のヴォーカルとして Joi Cardwell が参加しているなど、歌にフォーカスしたアルバムに仕上がっていると思います。ダンス・ミュージックにおいて、ヴォーカルとはどのくらい重要性のあるものなのでしょうか?

Daishi Dance : 歌(ヴォーカル)は曲に高揚感を出す最強のツールだと思います。感動させたり、盛り上げたり・・・楽器には出せないパワーですね!!でも、インスト曲も大好きなんですよ。今回のアルバムのインスト曲では逆にヴォーカルサンプリングなどを使わないで楽器のメロディでグっとくる感じを追求してます。

HRFQ : 最後に一言、ファンにメッセージを宜しくお願いします。

Daishi Dance : アルバムリリースをきっかけにみなさんのお近くにもDJでお伺いすることもあると思いますので、是非遊びに来てください!よろしくお願いします!

End of the interview



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