HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

Catz 'n' Dogz

ポーランド出身の Gregory (Grzegorz Demianczuk) と Voitek (WojciechTaranczuk) の2人からなるLive & DJユニット Catz'n Dogz aka 3 Channels。これまで Trapez, Trenton Records, Crosstown Rebels, Dirtybird といった有力レーベルからリリースを重ねてきた彼等は、音楽性のシフトチェンジと共に 3 Channels から Catz'n Dogz へと名前を変更。2008年には Claude Von Stroke が主宰する Mothership より遂に1stアルバムを発表、各界から高い評価を受け名実ともに不動の地位を確立する。

'07年、UNDERGRAM のパーティーにて初来日を果たし、今や世界中のビッグフェスやクラブからオファーが絶えないほどの人気を誇っている彼等が、7/19遂に帰還する。変名の理由についてや、アルバムのリリースを皮切りに急成長を遂げた彼等の生の声など、勢いが十二分に伝わるインタビューとなった。

Interview & Translation : UNDERGRAM
Introduction : Midori Hayakawa (HigherFrequency)
In cooperation with HITOMI Productions

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-- まず最初に、1stフルアルバム "Stars Of Zoo" の発表おめでとう!周りからの反応はどうだった?

Catz 'n Dogz (C&D) : ありがとう!!アルバムの反応は本当に良かったよ。実際にこのアルバムの制作作業は本当に大変だったんだけど、Mothership のクルー達がすごくサポートしてくれた結果だと思うよ。たくさんのアーティストがリミックスも作ってくれて、いろんなタイプのシングルカットも作れたしね。dOP とのコラボレーションも本当に良かったから、次の夏くらいにもう一度新しいアルバムを作ろうか?っていう話にもなっているよ。

-- 2007年に初来日した時と比べて、アルバム発表以降の二人の環境は何か変わった?ここ最近は世界中を飛び回っていて本当に忙しそうだけど。

C&D : 今では、ほとんどの週末はギグの為に飛び回っているよ!アメリカとかアジアへツアーに出る時はフライトの時間も長くてちょっと大変なんだけど、時々二人で話すんだ。「こういう風に忙しく飛び回るのをやめてしまったら良いアイデアも出なくなってしまうかも」 ってね!二人ともツアーに出るのは大好きで、時間があればその土地のローカルフードに挑戦したり観光したりして楽しんでるし、僕らをサポートしてくれるたくさんの人たちとも出会えるしね。ただ、毎回そんなに優雅に旅している訳でもなくて、、空港からクラブまで急いで直行!なんていうことも結構あるんだよね。それでも毎日本当に充実してるよ!だって、あの頃と比べると僕らの音楽が世界中で認められてきているからね!

-- 二人での音楽制作やDJはどう?二人だからこそ逆に大変なことはない?

C&D : 僕達はビジネスパートナーというよりも友達関係としてのパートナーっていう意識の方が強いんだ。Greg はレーベルとのペーパーワークとかマネジメントをやってくれるし、その分僕 (Voitek) がプロダクションに集中して作業が出来るんだ。もちろん、毎週の様にベルリンのスタジオに二人で入って楽曲制作をしているけどね。僕等にとって作業の分担やお互いの理解は本当にすごく自然に出来ているし、良い関係だよ!僕はもともとハードテクノをよくかけていて、Greg はディープハウスを好んでいたんだけど、長い時間をかけて自然に今のスタイルになっていったし、これからもそうだと思うよ。DJする時でも制作する時でも、お互いの持ち味をよく理解しているからね。それから、僕達はエンターテイナーとしてみんなに喜んでもらえるのが大好きだから、プレイする場所や時間、サイズなんかについてもよく話しているしね。

-- 3 Channels から Catz 'n Dogz っていう名前に変わって、音楽的にもよりディープに変化してきているけど、今後のプロジェクトの方向性について教えてくれる?

C&D : 3 Channels という名前が僕達の最初のプロジェクトだったんだけど、それはもともと三人で始めたことから付けた名前だったんだ。まだ若い頃に始めたプロジェクトだったから、音楽的にもプロジェクト的にもそろそろ次の段階に進もうという事になって、Catz 'n Dogz という名前に改めたんだ。僕達のルーツであるハウスミュージックをもっと色濃く反映させたものを作ろうということでね!でも、今後の方向性については正直自分でも良く分からないよ。ただ、よりメロディックでディープなスタイルになっていくだろうけどね。でも、今まで大事にしてきたグルーヴは今後も大事にしていきたいと思っているよ!

-- 今までに影響を受けたアーティストを教えてくれる?

C&D : 僕たちのブログ を見てもらえれば分かると思うよ!ブログ以外にも僕たち自身の mix や友達の DJ mix なんかもアップしているからね。

-- 世界各地をツアーで回ってみて、ここ最近のヨーロッパを含めたシーンについてどう思う?

C&D : まぁ、ここ数年あまり変化はしていないとは思うけど、やっぱりダンスフロアはいつでもエネルギーに満ちあふれていると感じてるよ。世界中の行く先々で音楽を聴いてダンスをすることが大好きな人達をたくさん見ているからね。でも、サンフランシスコでは警察の圧力によってウェアハウスパーティーをするのがとても難しくなっているし、イタリアでもクラブがどんどんクローズさせられてしまっているからね。どれも本当に警察の馬鹿げた理由からだと思うよ。まぁ、そんな例外なことはほっておくとしたら、まだまだシーンは良い方向に向かっていると思うよ!そう思わない?ここ3年で、もの凄く変わったことと言えば、やっぱりデジタルの流れかな。すごく良いレーベルでも今では12インチを500枚しか作らないなんて事もよく聞くからね。それでも日本はまだまだ良いマーケットだって聞いてるから、みんなもっともっとレコードを買って!

-- 日本についてはどう?音楽シーンやそれ以外の事でも何か感じる事はある?

C&D : もちろん、日本は大好きだし何回でも行きたいぐらいだよ!世界中のどの国と比べても特別だし、本当に興味深い独特のカルチャーもたくさんあるしね。だから、日本で買い物をするのは本当に楽しいんだけど、ひとつだけ言わせてもらうと、僕は普通の日本の人よりもちょっと背が高いから "XL" サイズを探すのに結構苦労するんだよね。それから、前回日本に訪れた時にライブ・パフォーマンスのセッティングをしていたら、7人ものスタッフが手伝ってくれたんだよ!こんな事はヨーロッパでは絶対に考えられないことなんだ。本当に感謝しているし、心からありがとう!って言いたいね。多分、日本人は世界で一番親切な民族なんじゃないかな?UNDERGRAM クルーにはいつもサポートして貰っているし、ファミリーのような付き合いが出来ているからね。今までに2回も日本に行けて、3回目の誘いもくれて本当に感謝してるよ!!!

-- 音楽以外の趣味とかある?

C&D : 料理を作ることかな。それと釣りによく出かけるよ!でも、実際はなかなか時間がなくて趣味に費やす時間があんまりないんだけどね。。

-- ステージでDJする時には何を一番に考えてる?

C&D : 面白い質問だね!もちろんDJする時は自分達の魂と感覚に100% 集中しているよ!だから、没頭してしまうと4〜5時間なんてあっという間に過ぎちゃうんだ。

-- 今後の活動予定やリリースについて教えてくれる?

C&D : ここ数カ月、かなりの時間をスタジオワークに費やしてきたんだけど、夏に Get physical から Fredsky のリミックスと Tartelet から dOP のリミックス、Kasper Bjorke のリミックスが Poker Flat のサブレーベルから出るのと、Mothership から新しいEPも出る予定だよ。毎日色んな話があるからまだ忘れているのもあるかも知れないけど。。あ、そうそう、ついこの間ポーランド人アーティストの楽曲だけを集めたコンピレーションにも参加したよ!それから、夏の終わりに僕達の Channels Records Digital もスタートするんだ。もちろん、今まで通り12インチも作るけどね!

-- 日本のファンにメッセージを!

C&D : いつもレコードを買ってくれて本当にありがとう!パーティーで会えるのを楽しみにしてるよ!!

End of the interview


UNDERGRAM
2009年7月19日 (Sun) @ UNIT
DOOR : Y 4,000 _ ADV : Y 3,000 _ W/F : Y 3,500

【UNIT】
LIVE :
Scott (Traum, Doppelschall / Germany)

DJ :
Catz 'n Dogz aka 3 Channels (Mothership, Leena, Trapez / Poland)
Nino (UNDERGRAM)
Chabo & P'N'O (UNDDERGRAM)

【Saloon】 - Science Fiction -
DJ :
Sinkai, KAXX, 7TAKAHASHI (VACATION), Shintaku Keisuke, Saxon

Catz 'n' Dogz



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