HigherFrequency クラブイベント情報

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AKUFEN & MIKE SHANNON

REAL GROOVES VOLUME 6 feat. AKUFEN & MIKE SHANNON

8月20日(土) @ Space Lab Yellow, Tokyo _ 22:00 〜

Door : Y3,500 _ w/flyer : Y3,000
DJs : Akufen (Force Inc., Perlon/Canada), Mike Shannon (Cynosure, Force Inc./Canada), AKR + John Connell
Music : Tech House, Techno, House

▼ 近年世界的な規模で頭角を現しつつあるカナダのエレクトロニック・ミュージック・シーン。同じ北米大陸にありながらも、アメリカのシーンとは大きく異なる独特のリリシズムと空間美を兼ね備えた世界観に、メインストリームのサウンドに飽き足らない耳の肥えたファンから大きな注目が集まっているが、そのカナダ勢の中でも一歩ぬきんでた存在として活躍を続ける Akufen こと Marc Leclair が、同じくカナダの Mike Shannon を引きつれ、Yellow で来日公演を行う。

90年代後期から頭角を現し、名門 Force Inc. などから作品をリリースしてきた Akufen は、その後世界レベルで湧き上がるクリック/ミニマルの流れに乗り、一躍時代の脚光を浴びる存在に。昨年には、イギリスのスーパー・クラブ Fabric がリリースするコンピレーション"Fabric"のコンパイラーに抜擢され、また、10月に行われた sonarsound tokyo でも圧倒的なセットを披露するなど、ここ日本のファンにとってもすっかりお馴染みの顔である。

ダンス・ミュージックでありながら、不思議と清涼感すら感じさせる Akufen のサウンド。真夏のうだる熱さを解消するには最適のイベントとなるのは間違いない。(HigherFrequency)


Mike Shannon プロフィール

カナダのエレクトロニックミュージックシーンの中心人物、Mike Shannon。巧みな技術と独自の世界観、そして10年以上に及ぶ活動でシーンにおける地位を確かなものにしている。 キッチナー オンタリオで育ったMikeは15歳からDJを初める。当初はアシッド・ハウス、そしてテクノを中心にプレイし、次第に様々なジャンルに触れ、プロダクションスキルを磨いていく。 テクノとハウスの新境地とも言える、実験的かつ叙情的な作品を製作することで、様々なアーティストとネットワークを築いていき、やがてPulse Productionsとしての活動を開始する。

当初は不定期で開催されるローカルなイベントに過ぎなかったこのPulse Productionだが、数年の内には毎週開催される地元一のパーティーにまで成長し、Kevin YostやPanty Tec ( Zip )、Traxx、Spencer Kincy、Boo Williams、そしてSlamなどを初めとする数々の著名アーティストをキッチナーに招聘してきた。 1999年、トロントのクラブから毎週金曜日のレジデントとしてのオファーを受けたマイクはCynosure Recordingsを立ち上げ、叙情的に、そして綿密に練り込まれたトラックを 発表するレーベルとして、多くのプロデューサー達にとってのホームグラウンド的な存在となる。実験的でありながらもキャッチーな作品を中心に発表してきたCynosure Recordingsは、これまでにDead Beatや Mossa、Bucci、そしてMike 自身の作品を数枚リリース。その斬新なサウンドの評判は国外にまで広まり、2000年にはJeff Milliganと共に初のヨーロッパツアーを敢行する。

卓越したスキルによるDJプレイと、強烈な個性を発揮したライブパフォーマンスによりヨーロッパのオーディエンスを虜にしたMikeは2001年にドイツ・フランクフルトのレーベル、Force Inc.からのオファーを受け、初のアルバム"Slight of Hand"をリリースするに至る。同年、Jeff Milliganと共にモントリオールに拠点を移し、互いのレーベルCynosureとRevolverをサポートし合うようになる。 2003年には5ヶ月に及ぶ南米ツアーを行い、各地のアーティストから多くの影響を受ける。モントリオールに戻ってからはダウンテンポの作品を作るなど、アーティストとして新境地を開拓した。また、最近ではスペインでの長期滞在の経験を元に、新たなスタイルを打ち出すなど、常に「新たな何か」、を追求し続けている。

Akufen ( Marc Leclair ) プロフィール

サンプリングサイエンティスト、Marc Leclair。AkufenやAnna Kaufen、Nekufaなどの名義で作品を発表してきた彼にとっては、世の中のありとあらゆる音が素材(サンプル)である。音を取り込み、切り刻み、加工して紡ぎ上げるという、緻密で複雑な作業を自由自在にやってのけてしまうその圧倒的なセンスは脳ミソがサンプラーで出来ているのでは?と思えてしまうほど。

カナダ、モントリオールのプロデューサー/DJはAkufenは1999年以降、Perlon、Background、Traum、Oral、Trapez、そしてForce Inc.など、数々のレーベルから多数の12inをリリースして来た。Boostyや Mancini、Moroder、そしてReichなど、多様なアーティストから影響を受けたその作風は「実験的テクノ」や「マイクロハウス」といった言葉で表現される。2002年、Force Inc.よりリリースした初のフルアルバム"My Way"においてはAM/FMラジオや短波放送からサンプリングされた声や歌の断片、アコースティックギターのカット音など、ありとあらゆる音を切り刻み、つむぎ合わせることでグルーヴィーなハウストラックへ作り上げるという、独自のスタイルを確立。「マイクロサンプリング」と自ら称するこの手法はアルバムからシングルカットで限定先行リリースされた"Deck the House"においても全面 的に打ち出されていて、メランコリックかつ、どこかポップなAkufenワールドを築いている。最近では世界的に有名なロンドンのクラブ、Fabricの人気ミックスCDシリーズ(Fabric #17)においてミックスを担当するなど、 DJとしての評価も高い。昨年のSonar Japanにおいても素晴らしいパフォーマンスを披露しており、今回のReal Groovesでの来日も新たな発見が大いに期待できる。



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