Finger Lickin' Records - フィンガー・リッキン・レコーズ -

LABEL DATA
Country : UK
Since : 1998
Address : 6 Inverness Street, London, NW1 7HJ, UK
Tel : (0207) 482 1114
Fax : (0207) 681 6039
Email : NDA
URL : www.fingerlickin.co.uk

Owned By : Jem Panufnik、Justin Rushmore
Main Style : Breaks

PROFILE
Soul of Man、古くは 2 Inda Bush を構成する二人組、Jem Panufnik と Justin Rushmore によって '９８年に創立されたカムデンのブレイクス・レーベル Finger Lickin' は、設立以来 Plump DJs の大ブレイク以来世界をリードする超人気インディペンデント・レーベルのひとつとしてその名を馳せてきた。ちなみにトレードマークのグラフィティー・アートやジャケットは Jem が手がけている。

Finger Lickin' から届けられる楽曲は全て、スコーンと突き抜けた感覚を持ち、ファンクが幅を利かせたパーティー・ミュージックにとことん徹している。ただ単純に盛り上がればいいというようなチージーなトラックを量産しているのでは決してなくて、様々なジャンルのエッセンスを詰め込んで、押すところはグイグイ押す、引くところはさらりと引くというツボを押さえた小ニクい作品群をユーモアもたっぷりに送り出し、プログレッシヴ好きからオールドスクールなヒップホップ好きまで巻き込んでフォロワーを量産してきたのである。この動きを、まだ細分化が今ほど進んでいなかった '90年代前半のエレクトロニック・ダンス・ミュージックの高揚感が復活したという角度から見るリスナーも存在するが、所属アーティストが大体ファンクやヒップホップ、レゲエ、エレクトロ、ハウス、レイヴなどを通過し、その影響が如実に描き出されているのを見る限り、あながち間違いではないのではないかと思えてくる。

ちなみに、Finger Lickin' がこれまで売ったレコードは総計１００万枚ほどにも昇るという。純粋なブレイクスのファンだけではこの数字は到底不可能であることから、いかにこのレーベルがいかに広い層に受け入れられているかがわかるだろう。サポートを寄せているのは Pete Tong, Fatboy Slim, Seb Fountaine, The Freestylers, Artful Dodger, Adam Freeland, Graham Gold, Tall Paul, そして極めつけは Sasha。ファン層もさることながら、サポート陣も色とりどりだ。

メインでリリースしているアーティストは、天下の Plump DJs, Soul of Man, DrumAttic Twins, Krafty Cuts, A Skillz, Slyde, Stereo 8 など。現在は 'FINGER LICKIN' EXPORT' という MIX シリーズを始動し、初回は DrumAttic Twins が、二回目は A Skills が担当、これぞ Finger Lickin' と言いたくなる賑やかなミックスを楽しませてくれるので、まだチェックしていない方はお早めにどうぞ。(Yoko Doi : www.n-u-c-l-e-a-r.com)