本名 : Benoit Franquet
スタイル : プログレッシヴ・ハウス
出身地 : ベルギー
関連レーベル : Bedrock
プログレッシヴ・ハウス・シーンの重鎮 John Digweed 主宰の Bedrock から、レーベル初となるアーティスト・アルバムをリリースしたことで大きな話題を呼んだベルギー出身の
DJ / クリエーター Pole Folder こと Benoit Franquet。幼少の頃からギターやトランペットを学び、ブラス・バンドやオーケストラでもプレイしていたという経験を持つ彼は、10代半ばを過ぎるとロックへと傾倒して行き、自身のバンド
Dirty Slip でベルギー国内をツアーして回るほどの精力的な活動を繰り広げていた。
その後、地元のクラブ・シーンで徐々にダンス・ミュージックに感化されていった Pole は、古くからの友人である Alain Bultot と共にスタジオを設立。Ragged
Life と名乗り改めて活動を始めると、Indian Chiefs Records から数枚のシングルのリリースを重ねたのち、ベルギーの PIAS
から 'I'll Be Right Here' というクラブ・ヒットを生み出すのであった。また、そのヒットがきっかけとなり、Pole はソニーとアーティスト契約を締結。同曲のライセンスを受けただけでなく、ソニーのアーティストに自身の曲をいくつか提供もしている。
'01年には John Digweed 率いる Bedrock と契約を結び、Pole Folder の名の下でファースト・シングル "Apollo
Vibes" をリリース。その後、同レーベルから数枚のシングルのリリースを重ねると、'05年には Bedrock 初となる記念すべきアルバム
"Zero Gold" を遂に世に送り出す。このアルバムはシーンから大きな注目を浴びたのはもちろん、レーベル・オーナーの John Digweed
からも「広いサウンド・スケープと少しずつビルド・アップされていくビート、そしてまるで映画のようなものすごいスケール感… "Zero Gold"
には、彼の才能と音楽に対する情熱がそのまま表れているよ」と、手放しの賛辞を受けることなるのであった。
'06年に入ってからは、Dave Seaman 主宰の Audiotherapy からも作品のリリースを予定し、更には自身のレーベルの準備も進めているという Pole Folder。同年6月には、待望の来日公演も予定されており、多くの熱心なファンからの厚い期待が寄せられている。(Yoshiharu Kobayashi ; HigherFrequency)
Pole Folder : 来日イベント情報