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Plaid

PLAID - プラッド -

本名 : Ed Handley、Andrew Turner
スタイル : エレクトロニカ、ブレイク・ビーツ、テクノ
出身地 : イギリス
関連プロジェクト : Black Dog Productions
関連レーベル : Warp Records, Black Dog Productions, Beat Records, Nothing Records
オフィシャル・サイト : www.plaid.co.uk

triangle

LFO と共に Warp Records の活動を初期から支え、エレクトロニカや IDM といった後のイギリスのテクノ・シーンにおいて重要な位置を占めるサウンドに影響を及ぼした存在としても知られる Black Dog productions。そのメンバーのうちの2人 Ed Handley と Andy Turner によって結成され、Black Dog productions と並行する形で活動を開始したのが、この Plaid である。

'91年に自身のレーベル Black Dog Producitons よりアルバム "Mbuki Mvuki" でデビューを飾っている彼らであるが、その活動を本格化させたのは Black Dog Productions 分裂後である '95年のことであった。まずはイギリスのエレクトロニカ系レーベル Clear から12インチ・シングル 'Android' をリリースすると、同年にはアイスランドの歌姫 Bjork のセカンド・アルバム "Post" のワールド・ツアーに同行して大きな話題を呼んだ。

'97年にはイギリスの名門 Warp Records と契約。同年のうちには Giles Peterson 主宰の Talkin' Loud からのリリースでも知られている Nicolette や、世界的に活躍している日本人アコーディオン奏者 Coba、そして Bjork といった多彩なゲストを迎えたセカンド・アルバム "Not For Threes" を世に送り出している。同アルバムで彼らは、エレクトロニカ、ブレイク・ビーツ、デトロイト・テクノを融合させた Black Dog Productions のサウンドを継承しつつも、よりオープンな作風へと変化を遂げた新しい音楽性を提示。その新鮮なサウンドは各方面から高い評価を受け、幸先のいい再スタートを切るのに成功したのであった。

'99年には、Black Dog Productions のファースト・アルバムにして歴史的な名盤 "Bytes" で聴けたようなシンプルでミニマルなサウンドに立ち返ろうとして制作されたというサード・アルバム "Rest Proof Clockwork" をリリース。コミカルでジャジーなエレクトロニカを展開しながらも、一切の無駄を排した洗練されたサウンドは、後の彼らの音楽的な方向性を決定付けた作品として絶賛を浴びる。'00年には2枚組のレア・トラック集 "Trainer" を発売。また翌年には "Double Figure"、その2年後となる '03年には "Spokes" をリリースと、尽きることの無い豊かな創造力を存分に発揮して次々とアルバムを世に送り出している。

そんな彼らであるが、'06年5月には Warp Records のレーベル・ショー・ケース的なパーティー i-Warp での来日が決定。同イベントでは、6月に発売を控えている全曲映像付きの DVD アルバムの世界観を提示するようなライブを披露してくれることが決まっており、ファンの間からはいつも以上に熱い期待が寄せられている。
(Yoshiharu Kobayashi : HigherFrequency)



Plaid : 来日イベント情報

i-Warp @ ageHa@studiocoast (2006/05/26)