本名 : Luke Francis Vibert
スタイル : ブレイク・ビーツ、ヒップホップ、ドラムンベース、ハウス
出身地 : イギリス
関連プロジェクト : Amen Andrews, Butler Kiev, Kerrier District, Plug, Wagon Christ
関連レーベル : Warp Records, Rephlex, Mo'wax, Ninja Tune, Virgin records
オフィシャル・サイト : brainwashed.com/vibert
Amen Andrews, Butler Kiev, Kerrier District, Plug, Wagon Christ 等といった様々な名義を使い分け、ブレイク・ビーツの可能性を徹底的に追求してきたイギリスの奇才 Luke Vibert。その活動歴は長く、初のシングル・リリースは '94年、エレクトロニカ界のスター Mixmaster Morris を世に送り出したことでも知られる Caspar Pound のレーベル Rising High records からで、同年のうちにはアルバム "Phat Lab. Nightmare" や "Sunset Boulevard EP" などを矢継ぎ早に世に送り出している。精力的な活動で知られる彼は、'96年には U.N.K.L.E. としての活動でも知られる James Lavelle が主催するイギリスのヒップホップ / ブレイク・ビーツ系のレーベル Mo'wax から Luke Vibert 名義で次々とシングルをリリース、また Plug 名義でも Rising High Records などから ドラムンベースの作品をコンスタントに発売するのであった。
'00年には Luke Vibert 名義でスチール・ギターの名手 BJ Cole と組み、ハワイアン・ブレイク・ビーツという前代未聞の作品をリリースして話題を呼ぶ。また、同郷の友人である Aphex Twin こと Richard D. James のレーベル Rephex からも、'03年よりジャングル寄りの作品を手掛けるときの名義である Amen Andrews の作品のリリースを開始するなど、その探究心と果敢なチャレンジ精神はデビューから10年近くが経っても衰えることが無いのであった。
同年には、現在の彼の主要レーベルであるイギリスの Warp Rercods と契約を結び、昨今のシーンにおけるアシッド・ハウスの再燃を予見したようなアルバム "YosepH" をリリースする。また、翌 '04年には Kerrier District 名義で Rephlex からイタロ・ディスコに大きく接近したアルバム "Kerrier District" を送り出すなど、その先見性が広く世間に認められるような活動を展開して注目を集めた。
'06年には、 Amen Andrews と Spac Hand Luke という二つの名義を同時に使った、ドラムンベースとヒップホップ/ブレイクビーツが混在するアルバムをリリース。同年5月には Warp records のレーベル・ショー・ケース的なパーティー i-Warp での来日が決定しており、発売を目前に控えているという Warp Records からのニュー・アルバムと共に、多くの熱心なファンから期待が寄せられている。(Yoshiharu Kobayashi : HigherFrequency)
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