メンバー : Chris Kirkbride, Andy Duckmanton, Jude 'Proteus'
Sebastian
スタイル : ブレイクス、ハウス
出身地 : イギリス
関連プロジェクト : Albino Allstars
関連レーベル : Thursday Club Recordings, Buritto
Koma & Bones のサウンドは一聴してそれとわかるほど独創的。奥行きのある鋭利なシンセ・リフとマグネティックな
SE の数々が、潰れたビートやヴォイス・サンプル(演説調のものが多い)と絡み合い、奇怪な模様を形成していく。
アシッドにうねるブレイクビーツへの愛情を共有した DJ デュオ (Koma & Bones) とドラムンベースのプロデューサー Proteus
がトリオを結成、新生プロデューサ・チーム Koma & Bones は自分たちが DJ セットでプレイしたいトラックの製作をスタート。
脚光を浴び始めるきっかけとなったのは、dorigen music からリリースされた Phoenix のクラシック 'God Within'
のリミックスであった。これは US を中心にアンセムとなり、これを契機に Hope, Carbon, Freekaboom といったレーベルからリミックス依頼が頻繁に訪れるようになる。そうした流れからハイレベルなオリジナルに注目が集まるのにそう時間はかからなかった。2000年に
TCR から 'Powercut' をリリース、TCR 50番を記念した MIX CD 'TCR50' に収録された 'Morpheus'
はブレイクス・シーンのみならずハウスのシーンで大きく受け入れられ、Koma & Bones は一気にトップ・プロデューサーの仲間入りを果たす。そして
TCR から 2枚のアルバム 'Blinded By Science', 'Shutterspeed' をリリースした。
初期はプログレッシヴ・ハウスを強く意識したレーベル Forged を運営していたが、現在は Burrito というレーベルを主宰し、ブレイクビーツにこだわらないが、相変わらずスリリングで尖ったファンキー・サウンドを
Burrito はもちろん lot 49, TCR, Thrust などから送り出している。(Yoko Doi : www.n-u-c-l-e-a-r.com)