本名 : Jackson Fourgeaud
スタイル : ハウス、エレクトロ
出身地 : フランス
関連プロジェクト : Jackson and His Computer Band
関連レーベル : Warp Records, Sound of Barclay, Witch Records, Pumpking Records
オフィシャル・サイト : www.jacksonandhiscomputerband.com
フランス出身、モデルとしても活躍した経験を持つ異色の才能 Jackson こと Jackson Fourgeaud が音楽制作を始めたのは、彼がまだ15歳のときのことであった。'80年代に活躍したフォーク/ブルース・シンガー Paula Moore を母に持ち、音楽的に恵まれた環境で育てられた彼は、活動を開始してから間もなくフランスのレーベル Witch Records より 'Doracula's On A Good Day EP' でデビューを飾る。立て続けに同レーベルからの2作目となる 'Takes Me EP' をリリースすると、'96年にはパリに拠点を置くディープ・ハウス / ハード・テクノ系のレーベル Pumpking Records から12インチをリリースし、アンダーグランドのシーンで着実にキャリアを重ねていくのであった。
'99年には、Universal Music の傘下である Barclay の姉妹レーベル Sound of Barclay から正式なデビュー・シングルである 'Goumet EP' を発売。Freeform Five や Vanessa Paradise といったビッグ・ネームのリミックスなどを手掛けながら順調に活動を続けていくと、'03年には同レーベルから母 Paula Moore をヴォーカルに迎えたトラック 'Utopia' を A 面に据えた12インチ・シングル 'Utopia / Radio Caca' をリリースする。このシングルは発売されるとたちまち話題を呼び、Richie Howtin、Ricardo Villalobos、2 Many DJ's、Erol Alkan といった名だたる DJ たちのよってへヴィ・プレイされるという快挙を成し遂げた。
'04年になると、LFO、Luke Vibert、Squarepusher などが所属するイギリスの名門 Warp Records と契約を結ぶ。そして翌 '05年には、自身初のワールド・ワイド・リリースであり、なんと4年の歳月もかけて完成されたというアルバム "Smash" を同レーベルから発売。フレンチ・フィルター・ハウス、ヒップホップ、エレクトロといった様々なジャンルを独自のサウンドに消化した音楽性が高く評価された同アルバムは、エレクトロ・シーンを中心にヒットを記録し、リミックスや DJ のオファーが次々と舞い込むようになるのであった。
昨年の後半は、ロック・バンド Soulwax としての活動でも知られるベルギー出身のエレクトロ・デュオ 2 Many DJ's のヨーロッパー・ツアーに同行。また、同年12月には Erol Alkan や Tiga も出演したフランスのビッグ・フェスティバル Transmusicales Festival でプレイをし、その人気と実力の高さを証明してみせた。
'06年5月には、Warp Records 主催のレーベル・パーティー i-Warp での初来日が遂に決定。レーベル・メイトである LFO や Luke Vibert といった大御所と共にどのようなプレイを見せてくれるのか、ファンの間からは熱い期待が寄せられている。(Yoshiharu Kobayashi : HigherFrequency)
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