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Damian Lazarus

DAMIAN LAZARUS - ダミアン・ラザルス -


スタイル : ミニマル、エレクトロ
出身地 : イギリス
所有 レーベル : Crosstown Rebels, City Rockers
オフィシャル・サイト : www.damianlazarus.com

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ロンドン出身、14歳のときに初めてターン・テーブルとミキサーを手にした Damian Lazarus は、当初ヒップホップやファンク、ソウルといった音楽に夢中になっていた。しかし、大学在学中の’89年ごろから、ハウス、ハードコア、ジャングルといった、現在の彼のスタイルの原点となる音楽に目覚め始めると、本格的に音楽の世界を目指し始めることになるのであった。’93年からは、イギリスのハイ・カルチャー・マガジン Dazed & Confused の音楽エディターとして活躍。そして、’96年にその職を離れると、イギリスの名門レーベル London Records からオファーを受け、同社の A&R として Damian は音楽業界でのキャリアをスタートさせた。

‘01年に、同じく London Records で A&R を務めていた Phil Howlles と共に City Rockers を設立。同レーベルは、’02年に Felix Da Housecat ‘Silver Screen Shower Scene’、そして Tiga & Zyntherius ‘Sunglass At Night’ という2大エレクトロ・アンセムを世に送り出すことで、エレクトロ・シーンの先駆け的なレーベルになると共に、様々な音楽雑誌から Label of The Years の称号を得る快挙を成し遂げたのであった。 また、DJ としては ‘02年に City Rockers 主宰のパーティー Bodyrockers で本格的なキャリアをスタート。同パーティーでレジデントを務めることになると、すぐに彼のプレイは話題を呼び、スペインの Sonar Festival やイビザの Space といったビッグ・イベントや有名な会場でプレイをする人気 DJ へと昇り詰めていった。また、同年には City Rockers より “Futurism 1” というミックス CD をリリース。‘Silver Screen Shower Scene’ のアカペラから始まり、‘Sunglass At Night’ へと流れていく同ミックス CD は、まさに ‘02年の City Rockers を象徴する作品であり、City Rockers と共に各方面から高い評価を得ることになるのであった。

‘04年には City Rockers を離れ、自身のレーベル Crosstown Rebels を設立する。City Rockers よりも更に先鋭的かつ刺激的な作品を送り出すことに主眼を置いた同レーベルは、City Rockers ほどのビッグ・ヒットを放つことは無いものの、常に高いクオリティをキープし続けることでファンの間からは高い信頼を獲得することに成功している。また ‘04年には “Futurism” シリーズの続編と言える “Rebel Futurism Session One”、翌 ‘05年には “Rebel Futurism Session Two” をリリース。そして、同 ‘05年には Resist の人気ミックス CD シリーズ “Bugged Out presents Suck My Deck” のコンパイルも担当し、イビザの DC 10 やロンドンの Fabric といった名門クラブでもプレイを重ねるなど、着実に DJ としてのキャリアも築いていった。

’06年に入ってからは Crosstown Rebels のレーベル・マネージャー Matthew Styles と共に “Get Lost” をコンパイル。そしてそれから僅か2ヶ月のインターバルで、Resist と情報誌 Time Out が手を組み、世界の大都市をテーマに一味違ったガイドを届ける目的で CD と DVD の2枚組でリリースしている人気シリーズ “The Other Side - London” と、Crosstown Rebels の曲を使ったレーベル・サンプラー的なミックス CD “Mix This” を立て続けに送り出すなど、その勢いはますます加速していくばかりである。

同年には日本を代表する野外フェスティバル Fuji Rock Festival への出演も決定。また、イビザでは Kompakt 主宰の Michael Mayer と共にレジデント・パーティー Stink を開催することも決まっているなど、これまで以上にその活動からは目が離せなくなっている。 (Yoshiharu Kobayashi ; HigherFrequency)